酒を飲みながら書くのはやめます③
そんなこんなで、他大学編入は結局しなかった。当時(1年前)は、それで良かったというか、少なくとも80%くらいは納得していたと思う。
ただ、最近になってやっぱり編入しておくべきだったんじゃないかという思いが大きくなりつつある。理由は、大きく2つある。
第一に、去年度(つまり2年次)の単位取得数が酷いということだ。流石に、1年次の簡単な教養的授業とは勝手が違い、内容が難しくなりつつある。評価の方法も、テスト1発という授業が多くなってきた。つまり、授業に出席しないと積むということだ。多分、これはどの学部でも同じなんだと思う。中には、授業に全く出席しなくてもテストでそこそこの点数を取り単位を取得してしまうようなツワモノも存在するが、そういう人々は天才であるか友達が滅茶苦茶多いかの2択なので、私には実行不可能である。そして、実際に本気で勉強するとなったら、やはり自分の興味がある分野に行きたいと思うのが人情ではないか。
第二に、文学(特に哲学)に対する指向性が最近高まっているということだ。最近、高村友也さんの『僕はなぜ小屋で暮らすようになったか 生と死と哲学を巡って』という
本を読んだ。
僕はなぜ小屋で暮らすようになったか 生と死と哲学を巡って (DOBOOKS)
- 作者: 高村友也
- 出版社/メーカー: 同文舘出版
- 発売日: 2015/12/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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これを読んで、私の心の奥深くにある問題意識が浮き彫りになった気がする。以前から哲学は好きだったが、なぜ好きなんだろうということは曖昧なままだった。しかし、この本を読んで自分の自我の強さに気づき、それが原因となって哲学に興味を持っているということがなんとなくわかってきた。
まあ、こんなことを考えていても、もう私の3年次編入の時期は終わってしまったのでどうしようもない。わざと留年して3年次編入をするという荒業も使えなくはないのだが、親の脛をかじり続けるものも心ない。あと、大学(学部時代)に必ずしも自分の興味を追究しなくても良い気がしたというのもある。そもそも、大学は本心から入りたくて入ったものではなかった。就職に有利だから、モラトリアムが欲しいという理由で入ったのだった。だったら、元々動機は不純なのだから、実際の興味分野が不純なままでも良いのではないか。もともと中身がグチャグチャの鞄なんだから、そこに入れるものも適当にグチャグチャに入れれば良い。そんな感じだ。
酒を飲みながら書くもとい酒を飲みながら書くのはやめますシリーズは以上だ。書いていて非常に心がえぐられるが、書かないと前に進めない気がするので書いた。ただ、まだ完全に消化しきれた気分ではない。追記するか、また新しく記事を書くことにはなりそうだ。