引っ越しリスト②改訂版
前回の記事(引っ越しリスト② - 便利情報大全)を書いたは良いものの、あまりに断片的過ぎたので、ある程度カテゴライズして時系列順にまとめてみた。こっちの方が参考になると思う。
〇全般的なこと
・部屋探しから入居までの流れ
①問い合わせ&物件下見②入居申し込み(応募)③入居審査④賃貸契約⑤入居
・退去日、引っ越し日、入居日の決め方(p123,125)
〇物件選び
・1Rと1Kは、扉があるかないかの違いだけなので、考慮する必要なし。DK、LDKなども本質的には重要でない。
・S=日当たりの悪い部屋と考えられる
・物件の条件の妥協順は、①築年数②駅までの距離、が良い?
・耐震基準は、1981年6月1日に変わった。よって、木造なら早くて1981年10月以降、それ以外なら早くて1982年6月以降に建てられた建物は、耐震性に優れている場合が多い。結局、実際に確認するのが最重要。
・駅からの所要時間は、分速80メートルで単純計算されているのでアテにならない
・チラシ等の小さい文字もきちんと読もう
・家賃の決定要因は、①立地②広さ③築年数④設備⑤大家の考え方と状況
・相場の比較材料として、①物件の住所(丁目レベルまで)②築年数、がある
・入居条件は裁量が効く場合もあるので質問する価値あり
・筆者は、物件の希望条件を、優先順位で大きく2つに二分している(p85)
・周りの環境の「昼の顔」と「夜の顔」を調査する
・訳アリ物件等、家賃が相場より極端に安い物件は、その理由を必ず不動産屋に確認する
・部屋探しサイトの優先順(p77,79)
〇不動産屋関連
・不動産屋は、元付業者・不動産屋は、大手と地元密着型に大きく二分される
・不動産屋の選別法として店頭の物件情報チラシに注目する方法がある(p62)
・店全体よりも営業マン個人として良いものを見つけよう
・営業マンを見分ける方法として、質問する、短時間で決めさせようとする人は避ける、などがある。
・店頭に出向き、希望条件とその優先順位を書いた紙を見せながら話すと良い
・ 部屋の「ブス・ブス・美人の法則」
・必ず駅から物件まで歩いて確認する(車で案内された場合は注意)
・最初から自分の条件にぴったり合う物件が紹介されることは少ない(不動産屋が優先的に入居者を入れたい物件があるため)
・営業マンのセールストーク(p73~)
・不動産屋は元付業者と客付業者に大きく分けられる
・家賃下げの交渉は、家賃以外の条件とセットで交渉すると成功しやすい(p92)。「この家賃になったら必ず契約する」と約束するのも良い手(ただし自分が絶対に住みたいと思った物件に限ってやろう)。
〇下見のときに気を付けること
・採寸時に、天井のシーリングの種類もメモ
・物件の下見の時に、電波が良いかどうか確認
・採寸は、初めて物件を案内してもらうときにやるのがベスト
・採寸の手順は、①これまで使っていて引き続き使うものと新しく買うものを書きだす②部屋のどこに置くか考える③実際に置けるかどうかを採寸で確認する(最小の幅、奥行、高さを基準に)
〇お金関連
・連帯保証人ではなく保証会社を使う場合は、その会社独自の審査もある
・保証会社の利用料は家賃の半月~1月分が目安
・契約時に支払うお金についてはp47参照
・火災保険は、基本となるものにいくつかの特約がセットになっている(p51参照)
・礼金ゼロや敷金ゼロの場合、「保証金」などと名前を変えて払わされたり、退去時のクリーニング費用を支払わなくてはならなかったりする場合があるので注意
・フリーレント物件は、契約期間を確認し、長い目で得か判断しよう(違約金にも注意)
〇契約時の注意
・重要事項説明書でわからないことがあれば、遠慮なく聞こう。賃貸借契約書についても同様。
〇物の運搬関連
・引っ越し費用のパラメータ→引っ越し時期、曜日、サービス内容など(p130~131も参照)
・引っ越し業者を決めるコツは、「同じ日にすべての引っ越し業者の営業マンを時間差で呼んで、最後の業者が帰ってから、最も条件の良いところに決める」
・引っ越し業者の相見積もりは4~6社が妥当
〇退去時の注意
・退去の流れはp189を参照。基本的に、新居が決まっていなければ退去できない。
・敷金の返還は、自分の指定した銀行口座に振り込まれるのが一般的。2か月経っても返金がなければ、管理会社に連絡しよう。
・退去の立ち合いの際には、①きちんと自分の主張をする②納得できなければ「確認書」などの書面にサインをしない、のが重要
・退去清算費用が高すぎたり、敷金を返してもらえない時は、少額訴訟などの手段をとって適切に対処しよう
〇入居時の注意
・新居に移ったら、必ず一定時間水を出しっぱなしにする(古い水を抜く)
・入居時に写真を撮っておき、修繕費用を払わない証拠にできる
・修繕の負担区分は、「建物や各設備の本体の故障」は大家負担、「消耗品の交換」は入居者負担が基本(p153も参照)。